Microsoft Image Creatorで生成したイメージ図
ムクドリ(椋鳥、学名Sturnus cineraceus)はスズメ目ムクドリ科の鳥類の1種[1]。英名は White-cheeked Starling または Grey Starling。(ウィキペディアより)
ムクドリは群れをつくって採食したり、ねぐらを定める習性があります。
群れは、初夏から冬にかけて時には数万羽にも達する、
大規模な集団ねぐらを形成します。
集団ねぐらは、おもに竹藪や林につくられています。
集団ねぐらのおよそ15%は、建物や橋桁、鉄塔などの人工物を
利用しています。
我々との接点は駅前ロータリーや街路樹です。マンション出入口ちかくのシンボル・ツリーにも群れます。
遅くまで明りがつき、親御さんの送迎車が列をなす学習塾も大好きなようです。
多量のフンは動物性のエサが多いため、強い臭気を放ち、やかましい鳴声はあたり一面に響きます。
フンは乾燥すると飛散して不衛生きわまりありません。
羽やフンによって喘息様のアレルギー反応に悩まされる方もおられると聞きます。
ムクドリは古くから害虫を食べる益鳥として、里山で大切にされてきました。
江戸時代、土佐藩の家老であった野中兼山は、「ムクドリには 千羽に一羽毒 があるので、食べてはいけない。」という御触れを出しました。
当時ムクドリはさかんに庶民に食べられていたのですが、ムクドリが農作物の害虫を大量にヒナに与えることに気づいた兼山は、ムクドリを保護するため、こんなデマを流したのです。
1892(明治25)年 鳥獣保護法の前身「狩猟規則」では「野鳥は一部の例外を除いて、原則狩猟していい」とされました。
例外として、ムクドリは ツル ツバメ ヒバリ シジュウカラ ホトトギス キツツキと共に保護鳥獣として指定されています。
「人の出入りが多い」「車が渋滞する」「夜間照明がある」更に「三方がビルの壁で囲われた」
市街地にある樹木が候補です。近くの電線にも留まります。
人や車が往来する場所に、猛禽類やカラスなどの天敵が現れないので、
ムクドリは安心して夜を過ごすことができるからと言われます。
いわば 「人間が ムクドリの ガードマン」ですね。
ムクドリに限らず、多くの野鳥が都市化している、と言われています。
河川の汚染で、都心部から姿を消していたカワセミ、近年その美麗な姿が再び見られるようになりました。
里山に住んでいたヒヨドリが、住宅地にある公園でけたたましいコミュニケーションを鳴り響かせています。
我が国の高度経済成長(1955~1973年ころ)が招いた、環境汚染は野生の生物たちを人家から遠ざけていました。
その工業化一辺倒への深い反省から、近年は都市の再生と成長が「環境にやさしい」ことで貫かれ、
結果として空・水・土は本来の機能を回復しました。
そんな生き物に優しい都市に、野鳥たちが生活の場を戻し、我々との距離を縮めてきました。
野鳥のなかでも ムクドリ は居住圏とねぐらを山林から、都市中心部に移しています。
実際の施工例をご覧ください
効果と安全性が確認された作業の一例です
集団ねぐらに戻ろうとするムクドリを追い払っています
BBスイーパー HPS-1200 (ムクドリ仕様) を使用しての作業です
子供たちが近寄っても安心・安全な作業風景をご確認ください
被害の状況によっては据え置き型の併設を推奨いたします